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FX、バイナリーオプション~ダウ理論について~その1

Posted by アスタリスク

こんにちは。アスタリスクです。今回は、トレードをする上でとても重要になるダウ理論について記事を書いていきたいと思います。

ダウ理論とは

ダウ理論とは、チャールズ・ダウが当時、相場の世界を生き抜くために、相場の値動きの本質を捉えるために行った分析そのものであり、このダウ理論によって現在に至るまでの100年以上の間で多くのトレーダーが稼げる様になっているからです。

ダウ理論の目的⇒市場の値動きを評価する事。

「過去の値動きを分析して、未来の相場が今よりも上に行きやすいのか?下に行きやすいのか?判断が難しいのか?といった方向を見定めた上で、チャートがどんな形を作っていくのかを予測することであり、今の相場がどんな状態かを見極めること」

  1. 価格(平均株価)はすべての事象を織り込む
  2. トレンドには3種類ある
  3. 主要トレンドは3段階からなる
  4. 平均は相互に確認されなければならない
  5. トレンドは出来高でも確認されなければならない
  6. トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

ダウ理論をしっかり理解するだけでも十分過ぎる程に勝てるトレーダーに成長出来るものです。

1.「価格(平均株価)はすべての事象を織り込む」

一言でいうならチャート分析だけで、未来を予測できるということ。

未来を予測するための強力なチャートパターンの代表として、ダブルトップ、ダブルボトム、ヘッドアンドショルダー、N字、ペナント、BOX、コマ足包み線というものがあります。

これらのチャートパターンの形が出る直前と、出来た後はその方向、それぞれ矢印が示す方向に動くことが多いという考え方が大前提にあります。「このチャートパターンが出来そうだな」とチャートを見てイメージが出来れば方向性を予測する一つの材料になるということです。チャート分析で未来を予測する力を身に付ければ、あとは利益が出る時に注文するだけで、勝てる可能性はかなり上がります。経験というデータが蓄積されれば「今のレートがどの方向で勢いが出そうな場所なのか否か」がある程度予測できるようになります。

4.「平均は相互に確認されなければならない

FXの世界に当てはめるなら、ある通貨ペアでトレンドが発生したときに、関連性の高い通貨ペアやインデックスでも同じようにトレンドが確認できれば(同期していれば)、より根拠のある確かなトレンドだと判断できるということ。「目の前のトレンドを信用していいのか?」「この動きはダマシじゃないか?」という不安を払拭でき、より正確にトレンド判断ができるようになるので、それだけ利益を伸ばせるということ。すなわち、「トレードにおいてトータルでプラス収支にしやすくなる」ということです。

例えば、ユーロドルとポンドドルの通貨ペアはどちらもUSドルが含まれており、相関性が高い通貨です。相関性が高いということは、似たような動きをしやすいというこです。相関の強い複数のチャートを見て目先の方向性の動きに確信を高めて行くことが、ダウ理論でいう「平均は相互に確認されなければならない」の意味になります。あくまで目安であって、決めつけてエントリーするのは、やめたほうがいいので、絶対的なものではなく、他の要素と合わせて参考にすることで活かせるものになります。

5.「トレンドは出来高でも確認されなければならない

出来高とは取引されている総量のことで、これが多ければ多いほど値動きにも大きく影響するという考え方になります。出来高を考える上で大事なことは、「上昇している局面でしっかり出来高を伴っているかどうか?」を確認することになります。相場が上昇しているのに出来高がたいしてない場合は、買いたい人が多いというよりも、売りたい人は少なく、相対的に買いたい人が多いだけだということがあります。だからこそ出来高がしっかり確認できる上昇は勢いがあり、信頼できるトレンドだと言えるのです。単にチャートの形で上昇や転換を確認するのはもちろん大事ですが、ここに更に出来高が伴っていれば、その上昇、転換の信憑性が高いということです。

6.「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

今の相場でトレンドの把握が出来ると、「上か?」「下か?」「横か?」の目線を固定が出来るようになります。トレンドが継続していると分かればポジションを長期保有して利益を最大化することで出来ます。高値・安値が切りあがっているのでアップトレンド、高値・安値が切り下がっているのでダウントレンドというように、一回下降トレンドと判断されたなら、どんな形で上がろうと、決めたラインまでは下降トレンドとして考えることが大事です。ダウ理論が重宝されるのは、トレンドが出ている時はその方向に動く事が多いだけではなく、上なのか?下なのか?の目線を固定する事によって無駄な損失トレードを減らしてトータルでプラス収支を出すことに繋がります。

下降トレンド発生⇔トレンド崩壊(発生していない)⇔上昇トレンド発生

つまり、「転換シグナル」とは、「上昇トレンド」から「トレンド崩壊」の段階と、「トレンド崩壊」から「下降トレンド」の段階の2段階を合わせたものをいいます。

トレンドの継続は、アップトレンドは高値に引けるラインを上に抜けたら、ダウントレンドであれば安値に引けるラインを下に抜きたらトレンド継続と判断します。

今回は、ダウ理論の1,4,5,6について記事を書きましたが、次回は2,3についても記事にしていきたいと思います。ダウ理論は、相場の現在の状況を把握する上で、大変重宝する理論になりますので、必ず理解するようにしておきましょう!